「夕凪の街 桜の国」
以前から観たいと思っていたのですが、上映している映画館が今日がメンズデーで「1漱石」で観れるので寄ってきました。
「話題作」として、結構取り上げられているので、いまさらあまり細かい事をご紹介しても仕方ないので、個人的な感想・思いについて述べたいと思います。
この作品は「こうの 史代」さんの原作(漫画)を映画化したもので、私は原作も読んでいますが、原作の雰囲気を損なわず、かつ映画らしさも生かした作品に仕上がっていると思います。
作品に通ずるテーマは「重たく」「考えさせられます」
(その意味では、決して「娯楽映画」の役は果たしえません。まあ、そんな事を期待して観にいかれる方はほとんどいらっしゃらないでしょうが・・・)
ただ、この作品、全く
「押し付けがましくない」のです。
往々にして「原爆」というテーマを取り扱っている作品は、えてして「押し付けがましく」なる罠に陥りがちなのですが、そういった所がほとんど感じられませんでした。
これは、原作から一貫している部分で、映画化にあたってもうまく引き継がれています。
使い古されたフレーズですが「戦争とは何か」「人間とは何か」を
「押し付けがましくない形」で考えさせてくれました。
テーマがテーマだけに「万人受け」はしないと思いますが、少しでも興味をお持ちの方がいらっしゃったら、ぜひご覧になられる事をお勧めします。
「シネツイン2」という映画館で観ましたが、ロビーには撮影風景の写真の他にも、出演者のサインが(^^; ↓
先行上映の初日に出演者・監督がそこかの映画化で舞台挨拶したと聞いてますが、ここだったかもしれません。
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